『BRUTUS』2010年7月15日号 特集・民芸とみやげもんより、
アメリカ、サンディエゴにある「ミンゲイ・インターナショナル・ミュージアム」創立者、マーサ・W・ロンガネッカーさんの言葉。

「柳、濱田、リーチとの出会いが私の人生の転機でした」

「人間にとって、美しいものを作り出すということは、ごく当然で自然なことだと学びました。逆に彼らが美しいものを作っていないとしたら、何かが確実におかしいのです。人々が歌うのはごく自然なこと。人々が踊るのもごく自然なこと。人々の笑顔だって自然なものです。人間にとって喜びを感じ、それをいろいろな方法で表現することはとても自然なことなのです。それは人々が神や宇宙と繫がって、自然の摂理の一部になっているから。人が自然との繫がりを失うのは、己の技術を過信し、自分に役立つ情報のみを集めるようになり、それによって人々からの尊敬を受けようと大きな自我をむき出しにしたときです。そうなったとき、人間というものは壊れてしまっているのです」

人間にとって、歌うことや踊ることとものを作り出すということは同じことなのだという言葉は、深く、衝撃的です。そしてそれがもし美しくないのなら、確実に何かがおかしい。惑うばかりの日々を送るなか、覚えておきたい言葉でした。
この特集、この他にも熊本の小代焼の記事などとても読み応えのあるものでした。

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